
目次(クリックすると項目に飛びます)
糖質制限で低血糖が改善した体験談
楽園フーズの直売所に来ていただいたお客様のお話で、まだ30代で若いのに糖尿病になってしまい低血糖で困っていました。
仕事や日常生活でも支障が出ているのに、当時かかっていたカロリー制限治療の病院は頼りにならなかったそうです。
その後、糖質制限治療で低血糖の症状が大幅に改善され「感動しているので、ぜひブログに書いてください!」と、とても詳しくお話を聞かせてくださいました。
※以下、体験談(春日井市在住 30代女性)
低血糖症で仕事に支障が・・・
1年前(当時32歳)糖尿病と診断され「まさか自分が・・・」と、とても驚きました。健康診断に数年いかなかったのをとても後悔しています。
当初はカロリー制限治療をして血糖値は下がったけど、仕事中に低血糖になり困っていました。
仕事は販売業の立ち仕事・仕事中に立ちくらみやめまいが起こり、一度仕事中に倒れてしまい同僚にとても心配をかけてしまいました。
病院に相談しても「低血糖はたまになるのは仕方がない。めまいや体の震えが出たら休んで、甘いジュースを飲んでね」としか言われませんでした。
接客中は低血糖だからと休むこともできないし、突然なる低血糖の症状が非常にストレスでした。
糖質制限を知り病院を移動
仕事を辞めなければいけないのかと悩んでいた時に、糖質制限をインターネットで発見。
「糖質が血糖値を上げる主な要因」と言うのを見て目から鱗でした。それまでカロリーが血糖値を上げると思っていました。
そして糖質制限を勧めている病院に移り、糖質量を元に薬やインスリン注射を処方してもらうことになりました
糖質制限を始めてすぐに低血糖が改善!
驚いたのが、すぐに効果があったことです。
それまで週に1~2回は低血糖の症状 (手の震え、めまい、悪寒がするなど)が起きていたのに、糖質制限を始めてすぐに低血糖が激減しました。
仕事も倒れるのではと言う不安がなくなり安心して働けるように。接客中に倒れて迷惑をかけてしまう・・・というストレスも無くなりました。
最初のころは糖質の高い食べ物を覚えるのが大変でしたが、2カ月ほどで食事に対してのインスリンの量も把握できるように。
血糖値も順調に下がっていき薬の量も減ってきたので、最近は低血糖の心配がほとんどありません。
糖質制限すごい!!と本当に実感しています
そもそも低血糖症とは?

低血糖とは、糖尿病を薬で治療されている方に高い頻度でみられる緊急の状態です。
一般に、血糖値が70mg/dL以下になると、人のからだは血糖値をあげようとします。また、血糖値が50mg/dL未満になると、脳などの中枢神経がエネルギー(糖)不足の状態になります。その時にでる特有の症状を、低血糖症状といいます。
投薬や体調などにより血糖値が下がりすぎてしまう低血糖は、実はとても危険な症状なのです。
主な自覚症状として
- 汗をかく
- 脈が速くなる
- 手や指が震える
- 顔色が青白くなる
- 頭痛・目のかすみ
- 集中力の低下
などがあります。低血糖の初期症状が出た場合は、ブドウ糖や飴、ジュースなどを摂取して血糖値を上げるのが主な応急処置です。
- 異常行動
- 痙攣
- 昏睡
何もしないで低血糖が進んでしまうと上記の症状が出て、命の危険が伴うことがあります。
なぜ「糖質制限で低血糖が改善」されたのか考えてみた
これまで楽園フーズの直売所に「糖質制限で低血糖になりにくくなった」というお客様の声を何度も聞いてきました。
ブログに書かない方も含めて、お話を聞かせてくださった方は10数人以上いらっしゃいました。どうして糖質制限をすると低血糖の症状が改善するのか考えてみました。
糖質を取る量が減り、血糖値が安定する
ラーメンや菓子パンなどの高糖質な食事で血糖値が急激に上がる。
↓
膵臓がインスリンを普段より多く分泌して、血糖値を下げようとする。
↓
そこに、糖尿病の治療薬やインスリン注射を使う。
↓
血糖値が下がり過ぎてしまい、低血糖を起こす。
食事で糖分を多量に取ると血糖値が大幅に上がり、それに膵臓が反応したり・薬で血糖値が下がったりして、血糖値がジェットコースターのように上下します。
安定しない血糖値の中で、薬やインスリン注射を使うことにより、低血糖症を引き起こしやすい原因の1つになると思いました。
さらに、機能性低血糖(血糖調整機能にトラブルを起こし、血糖値が下がりすぎてしまう病気)の方が糖質制限で低血糖症状の頻度が格段に下がったと言う方をご紹介しましたご紹介しました。(こちらから)
糖質制限をすると血糖値の上下が緩やかになり、低血糖の症状が起こりにくくなるようです。
血糖値上昇に対して適切な薬の量が使われるから
カロリーではなく糖質の摂取量で血糖値の変化があります。
- 1gの糖質で3mgの血糖値の上昇(2型糖尿病の場合)
- 1gの糖質で5mgの血糖値の上昇(1型糖尿病の場合)
(参考:江部康二先生のブログより)
しかし、一般的な糖尿病治療では摂取カロリーに対して、薬やインスリン注射を投与します。
高カロリー・低糖質な「ステーキ」や「焼肉」など食べた時に、血糖値が上がらないのに多めのインスリン注射を打ってしまって、低糖質になることがあるようです。
糖質制限治療では糖質量に合わせて、薬やインスリン注射を処方してもらうので、低血糖になることが少なくなります。
※カロリー制限治療の病院でも低血糖の予防や対策を指導してもらえると思うのですが、今回の体験談のお客様は「たまに低血糖になるのは仕方がない。なったら甘いものを」と病院からは言われてしまったそうです。
糖質制限をやっていて低血糖になった?!
糖質制限をしていて低血糖やそれに近い症状になった・・・という意見をインターネット上で見かけます。
なぜそのようなことが起こるのか、原因を調べてみました。
①投薬中
現在カロリー制限治療中で、糖尿病の薬やインスリン注射を減らさずに糖質制限をすると低血糖を起こす危険が高まります。
糖質の摂取量が減るので、それに合わせて薬の量を調整しなくてはいけません。治療中の方は糖質制限を始めるとき、必ず担当医に相談しましょう。
②カロリー不足
糖質制限を始めて今までの食事の「パン・ご飯・麺」の糖質を減らして、それに代わる食品をとらないとカロリー不足になってしまいます。
野菜・タンパク質・脂質などを増やさないと、エネルギー不足になり低血糖と似た症状を感じる可能性があります。
しっかり食べて糖質制限をしましょう。
③糖質中毒
今までのブログで何度も取り上げてきた「糖質中毒」
糖質の取りすぎが続き、血糖値がジェットコースターのように上下することにより起こる不快感
こんな症状がある人は「糖質中毒」かもしれません
- 空腹がとにかく我慢できない
- おなかが減るとイライラ・ソワソワする
- 空腹時は頭がぼーっとする、手が震えることも
- 甘いものやご飯を食べると、落ち着く・安心する
糖質制限を始めたころは、糖質中毒で低血糖に似た症状に悩まされるかもしれません。とてもつらいと思いますが、症状は1~2週間ほどで落ち着きます。
私も炭水化物大好きで糖質中毒で空腹が我慢できませんでした。「お腹が減ったけど、あと1時間でご飯だから我慢しよう」というのが無理でした・・・
しかし、糖質制限を始めて糖質中毒の症状がなくなると、自分で食事のタイミングをコントロールできるようになりました。食事に振り回されなくなりとても快適です。
まとめ
- 糖質制限が低血糖に有効だと、多くのお客様からの報告がある
- 低糖質で悩んでいる人は、試してみて欲しい
- 糖尿病治療中の人は必ず医師に相談
- 糖質制限をしていて低血糖のような症状がでたら、エネルギー不足・糖質中毒かもしれない
今日の糖質制限メニュー

今日のご飯は揚げ物づくし
海老フライにはた~ぷりタルタルソースをかけていただきました。
美味しい!
とんかつ・海老フライ・白身魚フライもすべて糖質1gだから、タップリ食べても低糖質なのが嬉しい
店長もとんかつ大好きで、お店に食べに行くと血糖値が上がるってボヤいていたからなぁ
ボリュームたっぷりでお腹がいっぱいになりました



コメントを残す