
前回のブログでもご紹介した、金スマの第一弾の放送
「健康のためフルーツジュースを作るのは太る元」
「卵は一日何個食べても大丈夫」
などを医学的な説明で紹介されていて
なかなかおもしろかったです。
放送後とても反響の大きかったようで、金スマでは第二弾が6月22日に放送されました。
20万人以上の患者を診てきた牧田善治先生が
医学的なエビデンスに基づいた正しい食事術
何となく健康によさそうという、都市伝説的な常識にメスを入れる興味深い内容でした
今回も20~60代の100人の美容や健康を気にしている人にアンケートをとり、驚いた人が多い順にランキング形式で紹介
牧田先生は糖尿病治療のエキスパートで、糖質制限食を治療に取り入れています
番組中では「糖質を取らない方がいい!」ではなく、「血糖値の急上昇を抑えることが、ダイエットの秘訣」と語られていて
糖質量だけでなく、色々な食べ物の豆知識も紹介されているのが面白かったです
目次(クリックすると項目に飛びます)
7位 牛乳だけ飲んでも骨は強くならない

子供のころから「骨=牛乳」と刷り込まれてきました
給食にも出てきたし、私自身も毎朝飲んでいたのに背は高くならなかった・・・
牛乳には骨を作る成分のカルシウムが多く含まれています。
しかし、それだけでは吸収率がとても低く、子供の骨の成長や高齢者の骨粗しょう症の対策にはならないんです!
カルシウムだけでは体に全く吸収されない!!
吸収を助けるためにはもう一つの栄養素を一緒に取ることが重要!!!
マジですか!?
これを子供時代に知っていたら、私の身長は高かったのかしら・・・
カルシウムと一緒に取ると吸収率が格段に上がるのが、ビタミンD
厚生労働省が骨粗しょう症には、ビタミンDの服用を義務付けられています。
多くの魚「さんま」「いわし」「しらす」などはビタミンDとカルシウム両方含まれているので、一番効率よくカルシウムが吸収されます。
特に女性はホルモンバランスの影響で骨粗しょう症になりやすいので
積極的に魚の摂取しようと思いました
6位 体重を気にして食事を抜くと逆に太る

食べすぎた後、太るのを気にして食事を抜いてしまうことはありませんか?
食事をスキップすると、太りやすい体質になってしまうそうです!
【食後の体内では、こんなことが起きている】
体の中にブドウ糖が入ってい来る
↓
インスリンホルモンがブドウ糖を選別
↓
①エネルギーとして使う
②脂肪として蓄える
↓
①か②に振り分けて、血糖値を下げる
【食事を抜く生活を繰り返すと、体に変化が!】
体が飢餓的状況と判断
↓
インスリンホルモンが食事の時に大量分泌される
↓
ブドウ糖をエネルギーとして使うより
脂肪に蓄えようとする働きが活発になる
↓
太りやすくなってしまう
特に朝食を抜くと太りやすくなってしまうみたい!
2017年ドイツの研究で
健常な人17人を集め、二つのグループの血糖値を計測
- 朝食を抜いたグループ
- 夕食を抜いたグループ
朝食を抜いたグループは
食後血糖値が46%も高かったという結果になりました。
食事の中でも朝食を抜いてしまうと
血糖値が上がりやすくなります。
体が急いで血糖値を下げるために
エネルギーとして使いきれないブドウ糖を
脂肪として蓄積してしまうから太りやすいのだと
番組では解説していました
朝食にぴったりの低糖質パンが色々入った
時間のない朝にもぴったりです
5位 頭を働かせるために甘いものを食べるのは逆効果

甘いものを食べると逆に集中力が下がる!
しかし「脳の栄養には砂糖」と一般的には言われています
糖質制限をしている人には結構知られいますが
私も昔は、勉強の時にはチョコレートや甘いものを食べていました
牧田先生は「甘いお菓子は量に注意が必要!」と警告していました
なぜ、甘いものが集中するのに逆効果なのか?
甘いものには、脳の栄養であるブドウ糖が多く入っているが
一度にたくさんの甘いものを食べると
基準より血糖値が低い低血糖になり集中力が低下してだるくなる症状が出る
糖分が高すぎるものを食べると
血糖値が急上昇してインスリンが大量分泌されます
インスリンが働きすぎて血糖値を下げすぎてしまう
この症状を「反応性低血糖」という
でも甘いものは美味しい!
疲労回復にも効果があるので
量に注意したり、ゆっくり食べればOK
「反応性低血糖」を引き起こさないため
糖質10g以下のスイーツがおススメ
楽園フーズのスイーツはすべて糖質10g以下!
レビューでも美味しい!と絶賛の低糖質スイーツ
たくさん食べても大丈夫なのが嬉しいです
4位 ツナ缶の油を捨ててはいけない

これを聞いて「マジっすか!?」ってなりました
長年糖質制限をしていますが
まだ、カロリーの呪縛からは逃れられないのだな~と思いました
ツナ缶の油、ギッチギチに搾って捨てていました・・・
ツナ缶の油は栄養の宝庫
EPAやDHAなど血液をサラサラにして
動脈硬化を抑えるなどの大事な成分が入っています
EPAやDHAは水溶性なので、ツナ缶の油に溶け出しているんです!
ツナ缶の油をカロリーが気になる?
牧田善治先生の診てきた糖尿病患者20万人のうち
7割(14万人)の患者が肥満
油や脂肪の制限のない食事を続けると、そのうちの7割(10万人)の患者が痩せた
人はカロリー・油などでは太らず、血糖値の急上昇のみで太ると結論を出しました。
◆太るメカニズム◆
- 血糖値が急激に上がる
- 体に悪いので、急いで血糖値を下げる働きが起こる
- 多すぎる糖はエネルギーとして使いきれない
- 脂肪に変える方法を優先して血糖値を下げる
ゆっくりと血糖値が上がれば
(血糖値の標準値80mg/dL~140mg/dL以内)
糖を脂肪にするよりも、糖を使ってしまう度合いが多いので
糖質を少なめに、ゆっくりと食べるのが重要なんだそうです
※スポーツ選手や舞台に出るなど
エネルギーを使う人は糖分を使い切るの、これに当てはまらない
3位 濃い色の卵は栄養豊富は誤解

卵の色は鶏のエサによって変わるので栄養価には全く関係ないとのこと
なんとなく、濃いオレンジ色の黄身は栄養価が高そうなイメージだったのですが
エサの色を変えれば、簡単に色を変えることができるみたい!
トウモロコシ → 黄色い卵
パプリカ → オレンジの卵
お米 → 白い卵
ちなみに
- 殻の色の違いは鶏の羽の色の違い
- 黄身が箸でつかめるは、鮮度の基準
この二つも卵自体の栄養価には関係ないようです
2位 カレーを1日寝かせるのは要注意
食中毒の原因の一つ「ウェルシュ菌」
このウェルシュ菌は空気に触れると死んでしまうので
通常はあまり増殖しないのですが
カレーはウェルシュ菌が増殖しやすい料理なんだそうです
ウェルシュ菌は牛、鶏、魚、土の中など一般的な細菌
空気が苦手なので食中毒の発生率は少ないが
増殖した場合は強力なので注意が必要
- とろみのあるカレーは空気が入らないのでウェルシュ菌が増殖しやすい
- 45度程度のぬるい鍋はウェルシュ菌が大好きな環境
- 10分間で2倍になり、1晩では281兆倍と大増殖!!
- ウェルシュ菌から「芽」が発生すると、熱に強く加熱しても死滅しない
などなど・・・
常温で寝かせておくカレーは、ウェルシュ菌が大喜びの環境に!
ウェルシュ菌の食中毒を防ぐには?
◆カレーを寝かせる場合は、
空気に触れるよう平たい容器に入れ10度以下で保存
◆温めるときもよくかき混ぜる
◆土にもウェルシュ菌がいるので、材料をよく洗ってから使う
暑い季節は食中毒の心配が・・・
カレーを作る時はついついそのままコンロの上に置いてしまいますが
これを聞いて、気をつけようと思いました
1位 スタミナをつけるためにニンニクだけを食べても意味がない

スタミナの象徴のニンニク
しかし、ニンニクだけ食べてもあまり意味がないそうです!
じゃあ、臭くなってまで食べる意味とは・・・?
ニンニクはビタミンB1と一緒に食べよう!
ニンニクの臭いの成分であるアリシンは疲労回復効果のあるビタミンB1の働きを強める効果があります。
しかし、アリシンのみを食べるのでは疲労回復効果がありません(><)
ビタミンB1は豚肉に多く含まれるので
ポークステーキや餃子などは夏バテにぴったり
※ニンニク注射は成分はビタミンB1でできている
臭いが独特なのでニンニク注射が呼ばれているけど、ニンニクは入っていません
番外編 肉食のすすめ

健康長寿の秘訣の一つとして、牧田先生がおススメするのが「肉食」
金スマの過去の放送でも紹介された、こちらのお二方も肉が大好き
- 96歳の瀬戸内寂聴さんも肉が大好物
- 95才の内海桂子さんも昼間からステーキを豪快に食べる
- こちらのブログでは、世界最高齢の117才のモラノさんも卵やお肉が大好きだったようです
さらに筋肉が「AMPキナーゼ」を出して、血糖値を下げ
他にも色々な健康にいいホルモンが出るようです
健康の秘訣に重要な筋肉!
お肉は貴重なたんぱく源(^^)
さらに、さらにこんな研究結果が!
肉の脂肪はコレステロールを上げ
脳卒中や心筋梗塞の確率が上がると言われていた・・・
それが真逆だった!
2013年に発表された筑波大学による研究では
11年間のべ8万人の追跡調査で
肉の油を食べるほど脳卒中や心筋梗塞の確率を下げるという結果がでた
脂肪の摂取は、死亡率の低下につながる
昨年、権威ある医学雑誌ランセットに掲載された論文
カナダのマックスター大学が5大陸18か国
13万人以上7年半を追跡調査の統計データ
脂肪には3種類に分類されるが
どの種類の脂肪でも
摂取量が増えるほど死亡率が低下すると発表した
そもそも「脂肪が体に悪い」という説は
アイゼンハワー大統領が死亡した時の
1つの研究が現在の定説になっています
「たっぷりの油で調理した肉や油では太ることはない」
「カロリーと肥満は関係ない」
などの説は出演者もビックリしていました
私も糖質制限を始める前は
カロリーを抑えるために
できる限り脂肪を減らしていました
ダイエットや健康のためには
カロリーだけを見るのは間違っている!
そんな考えがもっと広まればいいな~と思いました
暑~い夏に、ロカッチのり塩味はいかがですか?
大人気のロカッチに新しい味が登場!
海苔の風味が癖になります
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